保育士の給料はなぜ安い?理由と、収入を上げる5つの方法
給料・待遇 ・ 更新日:2026年7月16日 ・ えんナビ編集部
保育士の給料が安いと言われる主因は「①保育料の多くが公費で、園の収入上限(公定価格)が制度で決まっている ②その中で人件費に回せる額に限りがある」という構造的な理由です。ただし近年は処遇改善加算で改善が進み、同じ経験でも園によって手取りは大きく変わります。だからこそ、園選びで収入は上げられます。
なぜ保育士の給料は安いと言われるの?
いちばんの背景は、保育の料金の決まり方にあります。認可保育園などの保育料は、その多くが国や自治体の公費でまかなわれ、園に入る収入の基準(公定価格)が制度で定められています。一般企業のように「売上を伸ばして給料に反映する」ことがしにくく、人件費に回せる額に上限がかかりやすいのです。加えて、配置基準を満たすために人数が必要で、一人あたりに配分できる原資が薄くなりやすい事情もあります。
この構造を国も課題と捉え、後述の処遇改善加算という形で、給料を底上げする仕組みが年々拡充されています。
同じ経験なのに、園で給料が違うのはなぜ?
ここが最も見落とされるポイントです。給料差の正体は、多くの場合「処遇改善加算をどれだけ取得し、どう配分しているか」の違いです。
| 加算の取得状況 | 加算Ⅰ・Ⅱ・Ⅲをきちんと取得している園ほど、原資が多く給料に反映されやすい。 |
| 配分の方針 | 同じ加算額でも、職員に手当として厚く配る園と、そうでない園がある。 |
| 手当の種類 | 役職・処遇改善・地域・住宅などの手当構成で、基本給が同じでも手取りが変わる。 |
つまり求人票の「基本給」だけを見比べても、実際の手取りは分かりません。加算の仕組みは処遇改善手当はいくら?早見表で解説で詳しくまとめています。
保育士が収入を上げる5つの方法
- 1. 加算の配分が手厚い園へ転職する:同じ経験年数でも、加算をしっかり職員に回している園に移ると総額が上がりやすい。
- 2. 役職・キャリアアップ研修を活かす:主任・専門リーダー等の役職や、キャリアアップ研修の修了は加算Ⅱの対象になり、手当につながる。
- 3. 施設タイプを見直す:加算が手厚い認可・認定こども園など、施設タイプによって水準の傾向が異なる。
- 4. 手当・福利厚生を含めて比較する:住宅手当や借り上げ社宅がある園は、実質の手取りが大きく変わる。
- 5. 経験・スキルを正しく評価する園を選ぶ:前職の経験年数を給与テーブルに反映してくれる園かどうかを確認する。
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よくある質問(FAQ)
保育士の給料が安いのは、なぜですか?
保育料の多くが公費でまかなわれ、収入の上限(公定価格)が制度で決まっているため、園が自由に給料を上げにくい構造が背景にあります。近年は処遇改善加算で改善が進んでいます。
同じ経験年数なのに、園によって給料が違うのはなぜ?
処遇改善加算をどれだけ取得し、どう職員に配分しているかが園ごとに違うためです。求人票の基本給が同じでも、手当を含めた手取りは大きく変わります。
転職で本当に給料は上がりますか?
加算の配分が手厚い園や、役職・経験を評価する園に移ることで上がるケースは多いです。基本給だけでなく手当込みの総額で比較することが重要です。
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